劇団みっきー第二期スタート記念★横須賀遠足(1)
こんにちわんわん、みっきーです。
王子とりすちゃん、一年間にわたる大手術を経て、ひっさびさの遠足です!
たのしい遠足なんですが、裏ミッションもあって、
1)いままでの旅や遠足と同じ状況で、いままでみたく動かせるのか。
2)骨を変えたなりのバージョンアップしてるのか。
3)・・・なんかちがう、という違和感はあるか?
そんなのも確認しながら、遊びにいくのです。
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2014年11月。晴れ。

「じゃじゃん!」
いつも旅先で最初にやること。
目的地到着後、
「どこにきたか」がわかるように駅名入りの写真を撮影。
これやると私の「遠足モード」が発動します。
今日は横須賀に遠足です。
ちゃんとした形で二人そろって登場は 8ヶ月ぶり。
ぎこちなさがチラみえしています。笑
***
へらへらできたのはつかの間でした。
「それ」は案外早くやってきました。。。
駅前でいつもどおり、
二人をバッグから取りだし、カメラを身構えた・・・その時でした。
・・・あれ?
二人がなんか落ち着かない。
なにがいけないのか。
***
今までの撮影では、
私は、二人の腰の部分を左手でわしづかみにして持っていました。

こんな感じ。「ギュッ」と。
この頃の二人のお尻は ほぼ「綿」しか入ってなかったので
わしづかみが可能でした
(2013年京都)
今回も「二人ともわしづかみ」しようとしたら、
二人の素材が「バルサ材(木材)」に変わって腰部がゴツくなり
私の指が・・・思うように回りきらないっ!
そんな不安定な手の中で
二人(合わせて700グラム)を支えようとしても
二人とも安定しない座席に座るかのようにぐらんぐらん。
私はそれでもいい「指ポジション」をさがして必死に指をのばすのですが
指先ふるふる、
手の平から腕首にかけて、ぴきーん!(いわゆる「ツる。」という状態)
ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
「・・・いきなりつまづいた。」
少し、心が曇りました。
「今日、大丈夫かな。」
あたしの心とは対照的に

空は見事に晴れあがり、いい天気で
二人は大はしゃぎです。
「ひさしぶりー!遠足。ばんざーい!」
空に向かって叫ぶりすちゃん。
「すごいや、やっぱ遠足の日は晴れるね!みっきーさん!」
自分らの運の良さに関心する王子。
そう、一週間前の予報では「雨」だったのです。
毎回、劇団の旅は雨知らず。
今回も見事晴れました。

あたし「乗るよ〜(・∀・)/」
りす 「うわーい!早くいこうよぅ!」
あたし「いや、今日はね、お手伝いさんがきてくれるから、
****ちょっと待ってね。」
王子 「お手伝いさん?」
実はこの日、「遠足」と「お友達に会う日」が重なったので、
お友達が一日、遠足のペースに合わせてくれることになりました。
いままでも、別のお友達と行楽で王子とりすちゃんの撮影はしてますが、
あくまでも王子とりすちゃんの撮影は「ついでに。」というスタンスでした。
今回のような
劇団の遠足スタイルにあわせて
お友達が一日同行してくれるというのは「お初」のことです。
一方、わたしも普段人に見せない「素の姿」をさらす危険性が高く
さらに「お昼抜き!」とかも、おかまいなしなので
帰る頃には「幻滅」されるかもなあ・・・と覚悟を決めました。笑
***
そろそろお友達もくるので、いったん二人をバッグに戻そうとしたその時。
また「それ」がやってきた。
・・・あれ?
王子とりすちゃんの足腰がやけに固い。
どうした?
お年寄りじゃあるまいし。

球体があるところがヒザの部分。
人間のヒザの骨とほぼ同じ構造です。
王子とりすちゃんの関節は ↑写真のようなボールジョイントという
球形の金属を板状のもので挟んで、真ん中のネジの締め具合でヒザの動きの固さの
調整してます。
遠足前にこの関節の最終チェックを先生にお願いしたため
なんと、「アニメ撮影用」のネジ調整にしてくださっていて
全関節がガッチガチに固く締めてあり、簡単には曲がらない・・・
これ、1秒の映像つくるのに24〜30枚撮影するアニメ撮影にはベストなのです。
でも、今回のような外撮影の場合、場面やポーズをどんどん変えて撮るのには
この設定は向かないので、ネジをユルめる必要があります。
ガサゴソ、ガサゴソ。(持ってきた工具セットをあけてみる)
・・・(´д`)なんてこった。よりによってドライバー。忘れてきた。
移動中は不用意な落下をさけるため、二人はバッグに入ってもらうのですが
今回は二人とも体が硬くて、バッグへの出し入れもしづらい。
その結果、
私は遠足の間中、ずっと二人を片手に持ったまま歩くことに。
(「王子の左足」と「りすちゃんの右足」をわしづかみにして・・・)
***
しょっぱなから問題がボンボンでてきてしまい、
心穏やかではなくなって、おろおろしてきた、その時。

「うわーい、こっちこっちー」
「おはようございまーす!」
お友達がやってきました。
(つづく)