劇団みっきー「春の凹凸(ぼこでこ)遠足!(7)」
こんにちわんわん、みっきーです。
「吉見百穴」中!
***
大きな穴には三人で入ってみたりして
キャッキャと「穴巡り」しています。

「まだ半分ぐらいかな〜ふぅ〜!」

遠巻きに・・・岩肌に穴がボコボコな景色をみると
奥歯がむずむずしてしまうのですが
※同じサイズの穴や突起がぼこぼこしたビジュアルが苦手。
近くで見ているぶんにはそうでも…

・・・・なくもない。
穴が列になってびっちりあるのを見ると
やはり奥歯やアゴがゾワ〜。笑
王子 「なんだか、ほら、面白マンションみたいだね。」
あたし「あはは!わかるわかる!」
これもちょい苦手。
***
ずいずい登っていくと

「みっきーさん、早くはやく!頂上だよ!」
目の前に吉見百穴の「見晴台」が。
案内図には「富士山が見える絶景スポット!」と書いてある!
「どんな景色なのかしら!きゃっほーい!」
見晴台へかけっていく私たち。

どーーーーーん?
「 ・・・ (゚д゚) 」
りす 「遠くの高い山、富士山?」
あたし「・・・・違うようだね。」
王子 「お日様が沈むから西の方向だよ。」
あたし「うーん。じゃぁ、秩父方面かしらん。」
りす 「高い建物ないね。」
王子 「畑もないよ。」
りす 「電柱は高いね。」
王子 「お家はびっしりあるよ。」
あたし「やめいやめい!笑」
高いところから見ているわりに、興奮しない景色。笑
「ザ・郊外」ともいうべき風景です。

と・り・あ・え・ず
「高いとこ行ったら記念写真!」
***
さあ、そろそろ山を下ります。

途中で「立入禁止」の立て看板に遭遇。
りす 「どこに入ったらいけないのかしら?」
王子 「この道、ダメなの??」
りすちゃんの後ろの鉄パイプの柵の先に道、そこがダメみたいです。
場内案内図をみると、以前はここは通れたらしいのですが、
最近土砂崩れがあって通行止めになった模様。
仮に通れたとしても閉園時間が近いため全ルートは回りきれず、
悔しい思いをしていたと思うから
いっそ「通行止め」なら諦めもつきます。

裏側にも「横穴」はたくさん。
ぼこぼこ開いてます。。。

表側は大きい横穴がありましたが
裏側はほとんど「狸のおうち」サイズです。
りす 「コレきっと、昔の人の飼ってたワンちゃんのお墓だね。」
あたし「あはは、それ、ステキね。でも偉い人のお墓なんだよ。」
王子 「偉い人のお墓なの?お隣とギュウギュウじゃん!」
あたし「・・・あら。そっか!」
たしかに・・・エラい人のお墓にしちゃあ狭苦しい。笑
そんなことをぼんやり話しながら
クルッと背後に振り返ると、

「ぎゃっ!」
お尻がゾクッとくるような急な下り階段。
これで百穴めぐりは終了です。
「みっきーさん!すごく大きな横穴がある!!」
え?

どよ〜ん
な、なんだー?これは!
薄暗さ、奥行き、ただならぬ空気です・・・

地下軍需工場の跡地?
こんな横穴が吉見百穴にあったなんて!
私たちは「資料展示室」を見るのをすっかり忘れ
ドッキドキしながら、この大きな横穴に入っていったのでした。
(つづく)

