劇団みっきー「春の凹凸(ぼこでこ)遠足!(9)」


こんにちわんわん、みっきーです。

昼間はさんざん「穴」をみた「凹見学」でしたが
夜は「塔」をみる「凸見学」です。


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「うわぁい!東京タワーだ!」

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さすが。「高い建物界」の老舗。笑

その姿は、
日本の経済発展の歴史をみてきた風格や重厚感がありながら、
レースのスカートをお召しのような軽やかさもあり。


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スカートの真下に入ってみました。笑

レースが鉄骨製でもゴツくみえないのは
斜めの線が多いのと、柔らかい色のライトアップのおかげかな。

優しく上品に見えます。


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チケット売り場へ。

迷うことなく「大人一枚、1600円」です。
いま20:30。一時間半ほど遊べます。


東京タワーといえば・・・「マダムタッソー蝋人形館」があったけど
2013年に閉館しちゃったんですよね。
あの蝋人形たちはどこか別の場所で活躍しているのかしら。



***


とりあえずショッピングエリアはすっとばし・・・

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まずは 大展望台 へ。

ここで「地上150メートル」です。

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このぐらいの高さ・・・どっかでみたことある。


りす 「歩いてる人がみえる高さだ。」
王子 「去年(2014年の5月)に行った大阪の通天閣っぽい!」

なんと、二人とも、いいせんいってます。

東京タワー大展望台が150メートル、
通天閣の展望台が地上100メートルだそうです。

ついでに言うと。
通天閣が出来た2年後に東京タワーが出来たそう。
さらに言うと。
通天閣と東京タワーは設計者が同じで「内藤多仲(ないとうたちゅう)」さん。





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この日、東京タワーでは

撮影で使った人形を公開していました。

(夜景もだけど、コレも見たくて東京タワーに来た)


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映画「くるみ割り人形は・・・
35年前にサンリオで作られた長編の人形アニメーション
人形アニメーターの真賀里文子さんによって、お人形達に命が吹き込まれました。

今回その映画がリメイク?というか・・・
35年前のフィルムをベースに、3D映画として見れるようにデジタル加工。
3D眼鏡をかけると、演技をする人形達が立体的に見えるという!

この技術が手軽になると、王子やりすちゃんが私の手からはなれて
立体の人形そのままでおどけたり、はしゃぐ様子がみれる。と夢が広がりました。

映画は二ヶ月前に見に行ったんですが、実際見ると「ん〜・・・」

3D映画って…なんか、ちょっと違うのよね。

思ったほど夢が抱けないのでした。



結局、絵本映画ネット(ブログ)も、
ファンタジーって、画面(平面)の向こう側の世界にあるんだな。

・・・と思いました。


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映画で実際に使われていたお人形。
主人公のクララ。
15センチぐらいの大きさです。
日本の人形アニメーションのお人形は20センチ前後が標準。

王子とりすちゃんは、30センチ前後あります。
遠足撮影には適しているけど、映画のセットが大きめになるのがネック。

でも遠足撮影と映画撮影どっちもオッケー 


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この俳優さん達は小さい人形ですが
指の一本一本も動くし、「まばたき」もする。
かなり細かい表情ができます。

そんな繊細な動きもできるので1日で3秒分しか撮影できないこともしばしば
映画は5年の歳月をかけて制作されたそうです。


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ボクらだって負けちゃらんない!

王子 も りすちゃん も
手はグローブみたいだし
「まばたき」はしない(予定)けど

照明と顔の角度と映像の流れで表情を作りたいのです。

とはいえ、人形アニメ映画に出ている一流の俳優さん(人形)を
直にみれて気持ちが昂りました。


***


このエリアで、まじまじと人形見ていたので

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おっとイカン!時間が!
東京ダワーだもの、夜景見なきゃ!


と、窓ぎわに駆け寄ったものの…



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窓が曇ってるじゃないか!!笑

「外、見えないよ・・・」

東京タワーともあろう老舗が、
室内外の温度差で展望台を曇らせるという失態。

清掃の人がせっせとスクイージーで水気をとってますが
待っている時間が惜しいので、

私たちは時間制限のある特別展望台に先に行くことにしました。


し か し

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「・・・・。」



どうしたの?



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「エレベーター、特別展望台へ行く人で大行列だよ。」
「ボクら、エレベーターに乗れるかしら。」

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そこにはぎょっとするような大行列が。
幾重にも折り返す蛇のような行列に並ぶハメになる私たち。


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ようやく(二人の後ろに)エレベータが見えてきた。

スカイツリーが出来たから、東京タワーはガラガラじゃん?と
甘く見ていました。

エレベータ待ち時間という想定外の時間ロスに、ソワソワ。。。


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エレベータに乗れたけど
写真をとろうにもギュウギュウ。

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ちらっと見えたのは、
優美な姿の内側で、本気で働いている真っ黒なケーブルの束。

かっこいいなあ。






***


ちーん!

特別展望台に到着!!


きゃっほーい!と窓に駆け寄ると…

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ぎゃー!ここも窓が曇っているじゃないか!笑

(ちょっと紗がかかって色っぽいですね)


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「みっきーさん、ハンカチ貸して〜。」

うん、いいよ・・・え?!ちょっと、やだ。
あたしのハンカチで窓拭くつもり?!笑


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「みっきーさん、こっち、こっち!おじさんが窓拭いてくれた。」

東京タワーの特別展望台は、250メートル。

王子「この高さも見覚えあるよ、横浜ランドマークタワー!」
あたし「王子、するどいね!!」

横浜ランドマークタワーの展望台は、273メートルだそうです。

りす 「去年行った、あべのハルカスは?」
あたし「あれはなんと約300メートルだよ。」

りす 「まだ行ったことないスカイツリーは?」
あたし「・・・えっと。450メートルですって!!」

りす 「そんな高くちゃ、下がなんも見えないね。」


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この景色は、レンボーブリッジ方面。

お台場の方は雰囲気は華やかそうですけど、海があるせいか案外暗い。

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「こっちはスカイツリーも見える!」
画面左はしっこに、ちらっと飛び出してるのがスカイツリー
銀座とか新橋とか。夜がにぎやかな方面ですね、さすがキラキラしてます。

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こっちは品川・羽田空港方面。
同じ夜景でもこっちは浮かれてない感じですね。

おそらくオレンジ色に光ってる道が、国道1号
動脈と静脈をみているような光景です。

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「東京の夜景って初めて見たね。」
「キラキラして宝石みたい。」

そうなんですよね。
高い建物はちょくちょく行ってますが

今回初めて東京の夜景をみました。

やはり一番華やかな夜景でした。



***



しばらく展望台内をぐるぐるしてましたが。

ふと気づけば

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「なんかカップルばっかりいる。」
カップル、景色みてないくせに、ぜんぜん(場所)譲ってくれない」

「つまんないこと、ながなが話してるよ。」

「そんなこと、マクドナルドで座ってお話すればいいのに」


劇団みっきー三名、カップルの後ろにたたずんで
「お願いですから、早くそこをどいてください。」を送りつづけますが、


ちっとも伝わらない。

チッ!笑


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あいてる場所にいってみたら、窓は曇ってるし。


あれ、でも…

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りす 「みっきーさん、きて!あっちの奥、窓が曇ってないよ。」
あたし「ほんとだ!」

王子 「でも、なんか変なのがいる…。」

あたし「ん?」



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「!?」

「あれ、ピカチュウかしら」

「あれは風変わりなおじさんよ。近寄らないでおこう。」


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「イヒヒ!」

はたからみれば、
私たち三人も「なんだあれは?」の一種なので
偉そうなこと言えません。笑

夜景も充分みれたし、時間的にもそろそろ閉館。

降りながら、各展望フロアをくるっと一周して帰ろう。

1日遊んで
最後の締めで「夜景にしっとり」と落ち着いた気分。


・・・・だったんですが、


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エレベータ乗り場までの下り階段が
パチンコ屋もビックリのド派手なイルミネーション。

夜景の情緒もへったくれもない。笑

大行進して降りました。



***

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大展望台へ降りてくる頃には
カメラの電池も切れてしまい、ちょうどそのとき
「あと○分で閉館」の案内が流れてきました。

後はiPadで撮れるところまでです。

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「みっきーさん、なんだこれ。」

りすちゃんが立ち止まりました。

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床が「透明アクリル板」になっています。
本来なら、足下に地上がみえて「ぎゃー怖い!」なんですが

ライトがアクリルの傷に乱反射しまくって、全く地上が見えず、
残念ながら怖さは体感できませんでした。



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いよいよ閉館のアナウンスが。


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帰ろう。。。。





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外に出てきました。
楽しかったね、東京タワー。

やっぱ東京にいるんだもの、一度は行かなきゃ!

今度は昼間がいいかなあ。


***

この遠足の日記、次がラスト。
(つづく)